ラジオハウス

北欧地方のデンマークにある、ラジオハウスは、北欧モダンにおける、初期のモダニズムが取り入れられている建築として名高く、建築のみならず、内装の北欧家具も高い評価と共に、歴史的価値があるのです。

このラジオハウスを建築デザインした人物は、ヴィルヘルム・ローリッツェンと言う建築家であり、1894年にデンマークにある、スラゲルセと言う地方で生まれました。

ローリッツェンは、デンマークの王立美術学院に入学し、建築とデザインを学び、卒業後は、建築の仕事に就いていましたが、当初は、マイナーな建築家でした。

1930年にはいると、ローリッツェンは機能主義へとスタイルを変え、才能を開かせて行き、1939年には、コペンハーゲン空港を手掛け、1945年には、冒頭で書いたラジオホールを完成させました。

コペンハーゲン空港は老朽化と拡大の為に、新空港が建てられましたが、ローリッツェンのデザインした、旧空港は、歴史的価値があるため、未だ保存されていますし、新空港を手掛けたのもローリッツェンの死後も活動を続けている、ローリッツェンの事務所です。

ローリッツェンの建築の特徴としては、直線的なものが少なく、曲線的な仕様を多く使っているのが特徴です。

ボイエ・モイエンセン

北欧デンマークの北部に位置する都市、オールボで、1914年に生を受けた、ボイエ・モイエンセンは、20になった1934年に、北欧家具職人としての生活を始めました。

そして、1936年に、コペンハーゲンの工芸学校に入学し、卒業した1938年にはデンマーク王立美術学院に入学し、建築も学んだのです。

ボイエ・モイエンセンは卒業後雇われの身として暫く働いた後に、1950年に、念願の個人事務所を設立したのです。

ボイエ・モイエンセンの師匠は、カーレ・クリントであり、そのため、モイエンセンの作品には、師の影響を受けているものもあり、シェイカーチェアなどは、その代表格だとも言えます。

しかし、シェイカーチェアも北欧モダンの傑作ですし、モイエンセンの作品は、他にも数多くあり、ハンティングチェアや、スパニッシュチェアに、アセルボチェアなど、いずれも、名作と呼ぶに相応しい作品ばかりであり、シンプルな作りをしながらも、最大限に木材の良さを活かした作りは、職人としての名に恥じない技で、彼も、デンマークを代表するデザイナーと言って、偽りはないと思います。