北欧家具とポール・ケアホルム

ポール・ケアホルムとは、北欧デンマークのユラン半島で生まれ、幼少の時に、家族と共にヤーイングに移住しました。

幼少の頃は画家を目指していたのですが、考えが変わり、ヤーイングの北欧家具職人の元で修業を始めました。

そして、1949年には、働きながらも、コペンハーゲンの夜間学校で、木工技術の訓練を受けた後に、卒業後はフリッツ・ハンセン社に入社するも1年で退社し、この後、自らが卒業した学校の講師を務めていました。

ケアホルムがデザインした、北欧家具は、PK22やPK25などの、自らの名前と番号だけのシンプルな名前が多いですが、ミラノ・トリアンナーレでグランプリを受賞するなど、デザイナーとしての能力は一流であり、30代にして、デザイン賞を次々と受賞していきました。

ケアホルムの心情は、少ない木材を最大限に活用して、機能性を生み出すと言ったもので、デザインにこだわりつつも、大量生産可能であったり、建築の面にも目を向けている為に、建築家の評価も高くなっています。

1976年には、コペンハーゲンの王立美術アカデミーの学長となりましたが、その4年後、51歳の若さで逝去されました。

フィン・ユール

フィン・ユールとはデンマーク王国の建築家であり、北欧家具デザイナーですが、近代家具デザインの代表的人物には、必ずと言って良いほど、ユールの名前は挙げられます。

フィン・ユールは、デンマーク王国のコペンハーゲンに1912年に生まれ、1930年には、デンマーク王立美術学院に入学し、建築学を学びました。

そして、1934年からは、雇われの身でしたが、1945年には独立し、活躍の場を海外に広げ、飛躍して行きました。

ニューヨーク国連本部信任協議会議室や、ニューヨークフィフスアベニューに、ジョージ・ジェンセンのトロント支店と、ロンドン支店、更には、ワシントンにある、デンマーク大使館の内装のデザインまで手掛け、デンマークを代表するデザイナーに名乗りを挙げました。

フィン・ユールは、建築だけではなく、北欧家具デザイナーとしても一流であり、ガラス器に陶器に電化製品までデザインしていますが、中でも北欧家具の椅子が有名であり、ユールが好んで使ったとされるチーク材は、近代の北欧家具においても良くつかわれていて、ユールの作品の中では、ペリカンチェアと言う椅子が有名な作品の一つです。